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冊子「拉致監禁」シリーズ 3 反対派の悪辣な手口
4 反対派の情報に翻弄された両親
−統一教会の真実を知り、親娘が和解−
拉致監禁に費やされたお金
明子さんは、監禁から解放後、両親と一緒に反対父母の会の会長にあいさつに行った。新潟に住んでいる人で、茶道をしているOさんだった。
この人物が、明子さんが監禁されたマンションの持ち主だったが、敏男さんは「あれっ」と思うことがあったという。
「真冬だから冷房なんか使ってもいないのに、その人は冷房代まで請求してきました。『あれ、これは何ですか。おかしいですよ」と言ったら、『あー、そう』と言って、請求書から消しました。私が指摘したからよかったのですが、前の人も請求されて取られていたのかもしれません。その瞬間、『この人は松永と結託しているな』と直感しました」
「マンション代は、妻が全部支払ったので正確な額は覚えていませんが、妻は『ずいぶん取られた』と言っていました。普通の家賃のレベルではなかったのは確かです。(マンション代から)松永牧師の方に流れていくのだろう」という疑念を敏男さんは抱いた。
敏男さんは、新潟での2回目の監禁が終わって以降、松永牧師の教会に足を運ぶことはなかった。
「関係者がグルになっている、と思ったからです。それ以降も、寄付金などを求める郵便物が自宅に送られてきましたが、全然見ないで捨てていました」。つい最近まで、反対父母の会から、「月額3000円」の振り込み用紙などが送られて来た。
敏男さんは現在、松永牧師らに「だまされた」という思いを強くしている。また、友人などに会う度に「ひと財産なくしたんだー」と言うのが口癖のようになっているという。
「もし松永牧師に会ったとしたら、ただじゃすまない。『張り飛ばしてやりたい』。今は本当にそういう気持ちです。280数人という順番待ちをしながら、遠方から車を運転して2年間も通ったのです」
反対牧師の言葉を素直に信じ、「娘を犯罪者にしたくない」という一心で2度の拉致監禁に踏み切った敏男さん。昨年亡くなった妻・芳子さんが度々夢に現れ、それに後押しされ、徐々に統一教会に足を運ぶようになった。教会に対する敏男さんの理解が深まるにつれ、反対牧師から教え込まれてきた「統一教会=犯罪集団」というイメージは崩れ去っていった。
「実際に教会に行ってみると、悪いところではないという実感がありました。同居している娘夫婦が一生懸命やっているから、『自分も行ってみようか』という感じで、通い始めたのです」と敏男さん。
反対派に翻弄され娘の脱会説得を試みた明子さんの親だが、統一教会に通うことで認識は完全に変わった。その結果、親子が和解できたことを明子さんは何よりも感謝している。
「父が統一教会に通うようになって、親子がより深く理解し合えるようになりました。松永牧師も原理に触れ、神様について知ってほしいと思います」
3 反対派の悪辣な手口
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