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強制改宗をくつがえす統一神学
序言
日本統一教会のメンバーを拉致監禁して強制改宗をしようとするキリスト教牧師、特に福音派の牧師から出される統一教会批判は様々あるが、この小冊子はその中の代表的な12の批判を選んで、それに対して統一神学の立場から答えるものである。それによって、如何にキリスト教による統一教会批判が、福音派的信仰の名の下に狭い視野からなされ、統一教会の教えである統一原理を頑ななまでに曲解するのみならず、聖書に基づくキリスト教の全体像とその歴史の発展的な流れに反し、更には、神の本質までも否定して神を逆主管する間違いを犯しているか、を露わにしてみたい。これを通して、統一教会のメンバーは勿論のこと、反対牧師、強制改宗の被害者にも、統一原理の正当性と将来性を理解して頂ければ幸いである。
信教の自由を奪う拉致監禁・強制改宗は法的にも許されないが、強制改宗の神学理論の間違いも放置できない。統一神学こそ強制改宗を神学的にくつがえし更にはキリスト教を導く力を持つ。
なおここで、統一神学とは、今までのキリスト教神学の中に生じて来た様々な未解決な問題点を、統一原理を応用しつつ解決して、新しい時代を導く神学的ビジョンを作り上げる新しい組織神学であることを付記したい。統一原理の『原理講論』は1995年出版の第2版第1刷を使わせて頂いた。
2010年2月吉日 米国ニューヨーク州アーヴィングトンの寓居にて
神明忠昭
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