全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会

　広島県在住の世界平和統一家庭連合（家庭連合）信者のご夫婦が5月16日、拉致監禁・脱会強要されたことに対し、事件に関わったキリスト教関係者と親族らに損害賠償約万円を求める民事裁判を広島地裁に起こしました。

　2014年7月26日、ご夫婦は広島市内で別々にそれぞれの親族によって拉致され、別々のルートで新大阪駅付近のマンションに連行、監禁されました。

　ご夫人は、子供2人（当時3歳と8歳）を連れて広島市内の実家に帰省中、親族らよって無理やりワゴン車で大阪まで連行されました。口をタオルで塞がれ、両手両足を縛り上げられ、寝袋に押し込まれるという極めて暴力的なやり方でした。ご主人も親族に騙されてワゴン車に乗せられ大阪まで連行。ご婦人と同じマンション階の一室に監禁されました。子供たち人は、一方的に両親から引き離されてしまいました。

　ご夫婦が監禁されたマンションの玄関ドアは、特殊なチェーンと南京錠によって二重三重に厳重に施錠され、窓の開閉も自由にできない状態でした。そこにキリスト教神戸真教会（神戸市）の高澤守牧師や西日本福音ルーテル教会「青谷福音ルーテル教会」の尾島淳義執事が現れ、ご夫婦に脱会を強要したのです。

　7月31日未明、機転を利かせたご夫人が親族の携帯電話で警察に通報。ご夫婦は駆けつけた警察官らに解放されました。

ご夫婦は年月、事件を主導したキリスト教神戸真教会の高澤守牧師らを広島西警察署に刑事告訴。しかしながら、高澤牧師が昨年自殺したこともあって事件は不起訴となりました。事件関係者らの法的責任が問われず、このままでは再び拉致監禁されるのではないかという恐怖感がぬぐえないことから、ご夫婦はこの度、民事提訴に踏み切りました。