新着情報のページです。統一教会の信者に対する、拉致監禁・強制改宗について、その根絶を求めます

新着情報


2014年3月5日

「国境なき人権」が現在失踪中の被害者に関するニューズレターを発行


国際的な人権NGO(非政府機関)「国境なき人権 」(=HRWF=本部・ベルギー、ウィリー・フォートレ代表)が 、日本で現在失踪中とみられる統一教会の青年教会員(男性)について、今月(3月)3日、 全世界の人権コミュニティに対してニューズレターを発行しました。

同失踪事件の事実調査のため、「国境なき人権」は2月17日~21日にかけて日本に代表団を送り、所轄の警察署 、法務省 、各国大使館、同青年教会員の弁護士らと面会しています。2月20日には、外国特派員協会(外国人記者クラブ)で記者会見も行われました。

以下、ニューズレターの日本語訳を全文転載いたします。

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Disclaimer: Human Rights Without Frontiers (HRWF) publishes information from a variety of outside sources which express a wide range of viewpoints. The positions taken in these communications are not necessarily those of HRWF

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Table of Contents

日本

石橋正人さんはどこにいるのか? 60日間以上行方不明だがいまだに警察の捜査はなし

強制棄教を目的とした拉致監禁事件が日本でまた一件起きたが、警察は何の追及もしていない

03 March 2014

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Editor-in-Chief: Willy Fautre  

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日本

石橋正人さんはどこにいるのか? 60日間以上行方不明だがいまだに警察の捜査はなし

強制棄教を目的とした拉致監禁事件が日本でまた一件起きたが、警察は何の追及もしていない

国境なき人権 (2014年3月3日)- 国境なき人権は、27歳の石橋正人さんの状況を深く憂慮しています。彼は正月以来、所属している新宗教運動から強制的に脱会させるために、家族によって意思に反して拘束されています。彼の友人が彼を最後に見たのは2013年12月29日でした。 

石橋正人さんとは誰か?

石橋正人さんは1987年1月5日に生まれました。彼の家族は中産階級で、彼の父親は地方公務員でした。

石橋さんは2005年に統一教会の教義を学び始めましたが、当時彼は青山学院大学の学生でした。一年後に彼は正式に統一教会に入会し、教会の他のメンバーと共同生活を始めました。彼の両親は二年後に彼が入信したことを知りました。両親は彼に大学を退学させ、千葉県にある実家に連れ戻しました。石橋さんは東京で仕事を始めましたが、両親に内緒で教会の礼拝に参加していました。

石橋さんと両親のいたちごっこの関係

2009年、石橋さんは両親の家を離れて職場の工場の寮に移り住みました。6ヶ月後に、彼は職業訓練校に入り、八王子市で電気関係の仕事に就くことになりました。親の拘束から離れた彼は、再び教会で共同生活を始めました。

2010年、彼は市内にアパートを借りて一人暮らしを初め、彼の両親が気づくまで教会の仲間たちと信仰生活を継続していました。次に実家に帰省したときに両親から自由を奪われるのではないかという恐れから、彼はもし自分が行方不明になったら、それは両親によって拉致されたということだと記した文書を書き、署名しました。彼はさらに、警察は自分を捜索し、監禁場所から解放すべきであると言っています。

2011年の正月に、彼の両親は話し合いをするために彼を「引き止めようと」しましたが、彼は何とか逃げ出すことができました。しかし、彼の両親はあきらめませんでした。彼らは親戚の家に引越し、そこから息子を常に監視していました。

2011年5月、職場の研修のために山形で1ヶ月間働くことになり、そのときに両親も千葉県に戻るようになりました。

一年後に、石橋さんは自分の幼馴染に出会い、その人も家族と共に教会に入会していることを知るようになります。彼らは石橋さんに、石橋さんの両親が吉田というキリスト教の牧師と連絡を取っており、その牧師は若い統一教会信者をどうやって「救出」するかを両親に「アドバイス」していると語りました。

2012年10月、石橋さんの両親は礼拝を観察するために教会を訪問しました。それ以降、両親は会っても統一教会の批判をしなくなりました。

新たな拉致の恐怖

石橋さんは、正月に帰省する際に自分の両親によって拉致されるのではないかという恐れを再び感じていました。彼は出発する前に、親しい友人に対して、彼が自由を奪われて助けを必要する場合に備えてGPS機器を契約したと語っています。彼は1月2日に自分の居所に戻る予定でしたが、その日に彼は緊急シグナルを発信しました。警察は直ちに彼の失踪を知らされましたが、彼の状況を捜査することを拒否しました。

国境なき人権(※)の代表団は2月18日に千葉県警の警察官と面会しました。 同代表団は警察に対して、石橋さんが監禁されていると思われる場所を訪問して両親と会うか、少なくとも事情聴取のために彼らを呼び出すべきであると要請しました。2月20日に国境なき人権は、石橋さんの家族は彼が誰かと連絡を取るのを妨げているという情報を入手しました。それでもなお、警察は代表団が東京にいる間に彼を助けるためにいかなる行動をとることも拒否しました。

事実調査旅行の期間中、国境なき人権は3名の日本の国会議員、法務省の代表者、および被害者の弁護士に対してこの問題を提起しました。同代表団は、拉致が疑われるケースに対して、明確に規定された警察の手続きを実施するように求めました。60日間にわたって、何の行動もとられていません。

何人かの牧師の不明瞭な役割

棄教を強要するのは通常は福音派およびペンテコステ派の牧師または非聖職者であり、彼らは回心者の家族の心配を、競合関係にある教会との戦いの機会として利用し、 両親の不安に付け込んで彼らを伝道しようとします。一部の例外を除いて、彼ら自身は拉致を実行しませんが、講義や拉致の実行に成功した他の両親との会合を通じての両親の意識啓蒙など、準備段階には深く関わっています。被害者へのインタビューによれば、幾つかのケースでは、両親は拉致の実行中に電話で彼らと相談をしていました。

石橋さんの事件は珍しいものではない

石橋さんの事件は決して珍しいものではありません。最もよく報告される事件が、後藤徹さんの事件です。彼は1987年と1995年に2度にわたって家族によって拉致監禁されました。彼は2度目の拉致から12年5ヶ月に及ぶ監禁の末に、2008年に自由を取り戻しました。 

2014年1月28日、後藤徹さんは拉致および強制的な拘束を理由に家族を訴えていた重要な訴訟で勝訴しました。家族は彼の信仰を棄てさせる目的で彼を拘束していましたが、彼は決して信仰を棄てませんでした。

2011年に国境なき人権は、棄教を目的とした拉致の被害者に対して数多くのインタビューを行いました。こうした事件は報告書の中で非難され(http://www.hrwf.netを参照)、この報告書は複数の国際的な人権機関の関心を引きました。2013年、米国国際宗教自由委員会はその年次報告書の中で、良心の自由に対するこの甚だしい侵害を明らかにしました。米国国務省も同様に、日本におけるこの問題を認定しました。

この夏、国境なき人権から報告を受けた国連自由権規約人権委員会は、日本の第6回定期報告の期間中に、この懸案事項を提起する予定です。

(※)同代表団は、アーロン・ローズ博士(+49 170 323 8314)とウィリー・フォートレ氏(+32 478 202069)によって構成されました。国境なき人権 (HRWF)は、ベルギーのブリュッセルに拠点を置く国際的な非政府の人権団体です。それは、国際的な人権基準の履行と、世界中の国々の義務を主張することによって、人権の原則を推進します。それはいかなる宗教団体の信条を支持することも否定することもしませんが、すべての宗教の自由を擁護しようとする、非党派的な団体です。

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Some activities in 2014

Fact-finding mission in Japan (17-21.02.2014) and press conference in Tokyo (19.02.2014) 

Interview by Polish Television "Telewizja Elblaska" on the collaboration NGOs - European Parliament for the promotion of human rights (30.01.2014)  

Participation of HRWF Policy Adviser Dr Mark Barwick as facilitator and workshop trainer in the Budapest conference on "Prevention of Genocide & Mass Atrocities" organized by the Budapest Center for the International Prevention of Genocide and Mass Atrocities (27-29.01.2014) 

Participation in a demonstration against human rights violations in Russia outside the European Council in Brussels (27.01.2014)

Participation in the briefing of the Human Rights Dialogue EU-Azerbaijan and debriefing of the Human Rights Dialogue EU-Armenia (20.01.2014) 

Lecture on the EU and freedom of religion or belief for Brigham Young University (15.01.2014)

HRWF Newsletter on Freedom of Religion or Belief in Italian (14.01.2014)

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HRWF network of experts covers more than 20 countries, including

AUSTRIA (Dr. Reinhard Kohlhofer - Prof. Dr. Christian Bruenner ) - BELARUS (Prof. Viktor Adzinochanka ) - BELGIUM (Attorney Inès Wouters )  - CHINA (Willy Fautré ) FRANCE (Prof. Regis Dericquebourg ) - GERMANY (Prof. Dr Thomas SCHIRRMACHER ) - IRAQ (Dr Eden Naby ) - ITALY (Raffaella Di Marzio) - KAZAKHSTAN (Dr Roman Podoprigora ) - KOREA, REPUBLIC OF (Prof. Joshua Park ) - KENYA (Dr. Alex OJACOR ) - LEBANON (Dr. Elie Abouaoun ) - PALESTINIAN AUTHORITY (Dr. Justus Reid Weiner  - Dr. Susanna Kokkonen ) - POLAND (Agnieszka Koscianska / Warsaw University ) - RUSSIA (Prof. Elena Miroschnikova) - UKRAINE (Prof. Yevgeniya Dodina ), etc.

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HRWF Int'l Human Rights Advocacy Network

ARMENIA: Pro-Democracy Association

AZERBAIJAN: The Institute of Peace and Democracy

DEMOCRATIC REPUBLIC OF CONGO: Ligue des Sacrifices Volontaires pour les Droits de l'Homme

GEORGIA: Human Rights Information and Documentation Center 

IRAQ: Assyrian Aid Society 

JAPAN: Life Fund for North Korean Refugees 

MOLDOVA: Promo-LEX Association 

NEPAL: Human Rights Without Frontiers/ Nepal 

RUSSIA: Sova-Center

RWANDA: Association Rwandaise des Travailleurs Chrétiens

SERBIA: Centar 9 

SOUTH KOREA: Korean Rehabilitation Center for Torture Victims and Families (KRCT) 

TCHAD: Droits de l'homme sans frontières

UKRAINE: International Centre for Policy Studies 

USA: Women's Rights Without Frontiers

 

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「国境なき人権」が拉致監禁問題に関するニューズレターを発行  

【「国境なき人権」や同代表のWilly Fautre氏に関する情報】
 

1.国際的な非営利団体の「ユナイテッド・フォー・ヒューマンライツ(UHR)」のウェブサイト(日本語版)で、「さまざまな人権団体」の一つとして、アムネスティー・インターナショナル、児童擁護基金、人権活動センター、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、全米有色人地位向上協会、サイモン・ウィーゼンタール・センターなどの著名な人権団体と共に、「民間団体」の一つとして紹介されています。以下のウェブサイトを参照:
http://jp.humanrights.com/voices-for-human-rights/human-rights-organizations/non-governmental.html

2.中国の法輪功修練者が、「生体臓器狩り」という人権侵害を受けていることを強く非難する活動をしています(2009年)。その活動を報告したウェブサイトの中で、国境なき人権の代表であうrウィリー氏は、1970年代から共産党国家における「人権と信仰の自由」の推進に尽力してきたと紹介されています。以下のウェブサイトを参照:
http://www.minghui.jp/2009/12/23/mh255014.html

3.北朝鮮に対する国連人権理事会の「普遍的・定期的レビュー」が行われるに当たり、2009年4月20日に、「国境なき人権」は「北朝鮮難民救援基金」と連名で報告書を提出し、北朝鮮が政治的、社会的、経済的な国民の基本的人権を守っていないことを非難すると同時に、国際社会と協調することを北朝鮮政府に強く要求しています。以下のウェブサイトを参照:
http://www.asahi-net.or.jp/~fe6h-ktu/topics090801.htm

4.韓国政府が国内在住の中国人法輪功学習者を中国に強制送還したことに対して、国境なき人権代表のウィリー・フォートレ氏が2011年9月20日に韓国政府を批判している映像が、Youtubeで流されています。そこでは、「ベルギーに本部を置く国境なき人権インターナショナル(HRWF)のウィリー主席は、長年共産国家の人権状況の改善に尽力しています」と紹介されています。


5.韓国においてエホバの証人が、良心的兵役拒否の権利を侵害されている実態を調査し、韓国の人権状況を批判しています。以下のウェブサイトを参照:
http://blog.goo.ne.jp/1914end/e/0554759d7d7fb6d2895eb17e0d031383   

  • 我らの不快な隣人

    ルポライター米本和広氏が、拉致監禁によって引き起こされたPTSD被害の実態をレポート。

    ►第6章 掲載
  • 人さらいからの脱出

    世にも恐ろしい「人さらい事件」に関わった弁護士、牧師、マスコミ人らの非道な実態を実名で白日のもとにさらす。

    ►書籍紹介
  • 日本収容所列島

    いまなお続く統一教会信者への拉致監禁。小冊子やパンフレット、HP等で告知してきた内容をまとめました。

    ►書籍紹介

URLから
http://kidnapping.jp/m/
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