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年始に連続の拉致監禁事件
年末年始にかけて拉致監禁事件が二件発生しました。
一人目は、東京・杉並教会所属のSさん(35歳・女性)で、昨年12月28日に新潟県見附市の実家を訪れ連絡が途絶えていました。Sさんは、新潟県長岡市在住の婚約者と共に昨年の合同祝福結婚式に参加していました。Sさんが音信不通になって3日後の同月31日、安否を心配した婚約者がSさんの実家を訪れましたが、既に無人状態でした。
二人目は、東京・八王子教会所属のIさん(26歳・男性)で、実家のある千葉県香取市に帰省した後、今月2日に入って連絡が途絶えました。Iさんが統一教会の信仰を持っていることに対して、Iさんの家族が強く反対していたことがわかっています。
本人の意思を無視した監禁を伴う脱会強要は、刑法上の犯罪であるばかりでなく、重大な人権侵害として国際人権団体などから調査報告されています。(※当会記事:「『国境なき人権』が調査レポートの日本語訳を公開! 」、「『国境なき人権』が、国連規約人権委員会に対して拉致監禁問題を提起! 」)また、多くの事例で被害者らの精神および肉体的被害が認められており、事件から年月が経過してもPTSD等の後遺症で苦しむ被害者が多数存在します(※当会記事:「米国心理学会(APA)で日本の拉致監禁・強制棄教によるPTSD被害が発表!/『財界にっぽん』10月号 」)加えて、監禁状態が長期間に及んだ場合、被害者の社会的地位への影響も懸念されます。
一刻も早い被害者救出のため、当会も引き続き関係各所との連携を継続してまいります。