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2012年10月15日

後藤代表の民事裁判、第10回口頭弁論開廷とYoshi Fujiwara氏へのインタビュー


 109日、東京地方裁判所にて、当会の後藤徹代表が、自身に対する拉致監禁・強制棄教に関与した親族、新津福音キリスト教会 松永堡智(やすとも)牧師 、職業的改宗活動家の宮村峻(たかし)氏などを相手取って起こした民事裁判の第10回口頭弁論が開かれました。

法廷では過去の口頭弁論と同様、準備書面、証拠書類、意見書等の提出と確認が粛々となされました。

 次回、第11回口頭弁論は、1120日の午前10時半から、そして次々回、1218日の午前11時から開かれる第12回口頭弁論が証拠調べの最終期日と決定されました。

 当日の傍聴は抽選になりますので、東京地方裁判所の裁判所傍聴券交付情報をご参照ください。


また、同法廷には在オーストラリアの人権活動家・Yoshi Fujiwara氏 も傍聴に訪れており、当会のインタビューに応じました。


 インターネットを通して拉致問題を知ったというFujiwara氏は、ネット上の関連ニュースを翻訳してブログ に掲載する活動を開始。次第にオリジナル記事も掲載するようになり、その件数は約2年間で100件を超えています。

Q: 後藤裁判についての意見をお聞かせください。

 最近、原告側から重要な証拠や証言が続出していますよね。印象的だったものとしては、拉致監禁した側の家族から提出された陳述書や松永牧師による監禁指南ビデオです。松永牧師のビデオに関しては、その存在を全面否定する被告側陳述書が2通提出されていましたが、実在が明らかにされた以上、陳述書を書いた2名の証言は信用性を失いました。

 証拠が出にくい拉致監禁事件にも関わらず、原告側が様々な資料を集めてよくやっていると思います。法廷でも、被告側は被告人複数、弁護士複数、傍聴団含めて一大グループを形成しているのに対し、原告側は少ない人数で闘っている印象でしたね。

 私のブログ記事、「『(米)ディプログラミング盛衰 』からみた後藤民事訴訟の意義」でも書きましたが、アメリカでディプログラミングが消滅した理由としては、裁判の判決が決め手になっています。中でも、ディプログラミングに壊滅的打撃を与えた裁判として、ジェイソン・スコット裁判 が挙げられますが、私の中で後藤裁判は同じ位置づけにあります。

 後藤さんの刑事告訴が不起訴に終わっていますが、スコット事件の最初の刑事裁判の結果も、被害者が負けたも同然でした。首謀者が無罪放免、二人のアシスタントに対しては執行猶予30日懲役1年という軽い判決が下されただけですからね。

 しかし、ジェイソン・スコットがその後起こした民事訴訟では、裁判所は加害者側の犯罪的過失を認め、875000ドル(約8750万円)を補償的損害賠償として、また懲罰的損害賠償金で400万ドル(約4億円)の支払いを命じました。特筆すべきは、首謀者を斡旋した反カルト組織のCAN(Cult Awareness Network) が共謀と過失の責任を問われたことです。CANは、不服として上告しましたが決定が覆ることは無く、その後破産宣言を行うに至りました。

http://en.wikipedia.org/wiki/Jason_Scott_case 

 後藤裁判は、日本の拉致監禁問題における最も重要なポイントだと言えます。当然、被告側である反UC側は「最後の闘い」として必死になって万策を講じてくるでしょう。

(インタビュー終わり)

関連記事

Yoshi Fujiwara氏ブログ記事:「後藤裁判の意義」

後藤徹氏の第10回口頭弁論傍聴記-松永牧師はいいわけに苦労しながらも監禁マニュアルが自身の直筆であることを認めた。 (拉致監禁by宮村の裁判記録) 

「家族の話合い」を装った拉致監禁事件の黒幕について、被害弁連弁護士が衝撃告白!(2012年8月1日)

松永牧師による監禁指導ビデオが一般公開!(2012年9月7日)

米国務省が国際宗教の自由報告書で拉致問題に言及!(2012年7月31日)

当会後藤代表が12年5カ月間の拉致監禁・棄教強要で“脱会屋”らを東京地裁に提訴(2011年2月3日) 

世界日報:特集・“拉致監禁”の連鎖 パートⅠ 

  • 我らの不快な隣人

    ルポライター米本和広氏が、拉致監禁によって引き起こされたPTSD被害の実態をレポート。

    ►第6章 掲載
  • 人さらいからの脱出

    世にも恐ろしい「人さらい事件」に関わった弁護士、牧師、マスコミ人らの非道な実態を実名で白日のもとにさらす。

    ►書籍紹介
  • 日本収容所列島

    いまなお続く統一教会信者への拉致監禁。小冊子やパンフレット、HP等で告知してきた内容をまとめました。

    ►書籍紹介

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