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富山県で拉致問題に対する抗議デモ
7月14日、富山県の富山駅前広場にて、拉致監禁反対街頭集会とデモ行進が行われました。
同集会は、過去44年間にわたって4300人以上の統一教会信者が拉致監禁され、強制改宗を迫られてきた被害と、その蛮行が現在もなお続いていることに抗議するものです。
富山県内から130名が参加した集会では、始めに、拉致監禁対策日本委員会の鴨野守本部事務局長が代表的な被害事例を紹介。監禁下で精神的に追い詰められ自殺した女性や、監禁場所から逃れようとマンションから飛び降り重傷を負った事件などを挙げ、また、拉致監禁によって被害者本人や家族に残る傷跡に言及しました。鴨野事務局長は最後、万が一拉致監禁事件が起こったならば、警察の速やかな介入が行われるよう強く訴えました。
悲惨な被害事例を紹介する鴨野守事務局長
続いて登壇した片岡雅子さんは、過去2度にわたり拉致監禁された体験を持つ被害者で、事件に関与したキリスト教牧師の影響で今でも家族との交流が困難な状況だと話しました。また、監禁場所で毎日のように牧師や元信者から一方的に責め立てられ、自殺を考えるほど精神的に追い詰められたことにも言及。被害者本人の切実な訴えは、多くの通行人の足を止めました。
集会後行われたデモ行進では、参加者一人一人が被害の撲滅を願って声を上げ、最後は、拉致監禁対策富山委員会の権相來委員長による拉致監禁撲滅に向けた決意表明で幕を閉じました。
被害者として実体験を訴える片岡雅子さん
高く拳を掲げ、拉致監禁事件の撲滅を訴えるデモ隊
130名が集った富山駅前