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アムネスティー・インターナショナル(ジョージ・ワシントン大学支部)が、日本の拉致問題をテーマにイベントを主催!
2013年3月19日、アムネスティ・インターナショナルのキャンパス支部が、ジョージ・ワシントン大学のマービン・センターに於ける集会で、初めて日本における宗教拉致被害者を取り扱った。
ジョージ・ワシントン大学のアムネスティ・インターナショナル学生理事会の一人、シャニ・シーさんはUnification NEWSのインタビューに応じ、「50人の参加者は、予想をはるかに上回る結果で劇的。とても嬉しかった」と語った。
「通常、アムネスティ・インターナショナル(AI)には手紙書きキャンペーンを含む独自のアジェンダがありますが、今回のトピックは、AIの外部に端を発しています」と語るのは、AI学生理事会の集会開催を支援したユリ・ヒグチさん。
集会では、「強制改宗に反対する被害者の会(SAFE)」会長、ルーク・ヒグチ氏によるブリーフィングが行われた。ヒグチ氏は、1980年代後半、日本で受けた拷問と強制改宗の悲惨な体験を語った。他にも、ユミ・ホシノさん、ミツコ・アンタルさんが、拉致監禁の体験談を語った。ラジオ番組のパーソナリティ、イチコ・スドウさんは、拉致監禁と強制改宗の被害者の80%は日本人女性であり、その親たちが強制改宗の専門家たちに莫大なお金を払ったこと、また、拷問は時に暴力やレイプをも含むことを伝えた。 スドウさんは、拉致監禁のために特別に鉄格子のかかった窓やドアの鍵が強化されたアパートのスライドを発表した。
「強制改宗の一番怖いところは、成人した子供たちが持つ『両親を信用する気持ち』を踏みにじるということです」と、スドウさんは参加者たちに語った。証言した女性たちの中には、誤り導かれた両親によって引き起こされた辛い経験を思い出し、涙を流す人もいた。
国際宗教自由連合の会長、ダン・フェファーマン氏は、米国国務省と日本法務省とともに、国連人権委員会において、この問題への認識を高めるために活動してきた内容を報告した。
「日本の法律には問題がありません」と語るフェファーマン氏は、日本国憲法は宗教の自由を保障しているものの、地方当局が、成人した子供の人権と公民権を侵害することを決めた親たちに干渉しようとしないことを説明した。
ジョージ・ワシントン大学で国際関係と中国語を二重専攻しているユリ・ヒグチさんは、2009年に出版された12年間にわたる後藤徹さんの監禁レポートを読んで、初めて日本の統一教会会員たちが非情な迫害を受けていることを知ったと参加者たちに語った。ある日、家族とともにレストランで夕食をしている時、彼女の父親もまた、拉致監禁の被害者で、30日間にもわたり、日本の精神科病棟の独房に監禁されたことを知らされた。「うそでしょう?と思いました。爆弾が落とされた感じです」とヒグチさんは語る。
集会に参加した被害者たちは、皆、アメリカで結婚し、子育てしている。アメリカでは、日本の一部の統一教会員たちのように、繰り返し拉致監禁される心配はない。集会には、1970年代にアメリカやその他の国で強制改宗の被害にあったアメリカ市民も参加した。メリーランドのボウイーから来たダイアン・アーベントロートさんは、息子のロバートとともに集会に参加した。アーベントロートさんは、1978年にデラウェア州の自宅から拉致されたが、再び統一教会に戻ってきた。彼女は後に統一教会員の男性と結婚し、5人の息子を育てた。息子たちは5人とも、アメリカ・ボーイスカウトの最高位であるイーグル・スカウトに選ばれるほど優秀だ。ダグ・バートンは、フランスで拉致され、数週間に渡り監禁された体験談を語った。
訳25名のジョージ・ワシントン大学生と24名の外部参加者で埋まった会場
「この集会は統一教会の二世たちが拉致監禁の問題に取り組み、大学のキャンパスでイベントを主催した模範的なケースでした。娘のユリがとても誇らしいです」とヒグチ氏は語る。ヒグチ氏はまた、「全ての統一教会の二世たちに、自分達にも出来ることがあるということを知ってもらいたい。このような草の根のイベントが変化をもたらすのです。また、私たちがなぜ統一教会に入教し、なぜ拉致監禁にあっても信仰を捨てなかったのかを、人々に知らせることができます。特に、真のお母様(韓鶴子女史)は、私たちに伝道活動をするように言われているのですから。」
同イベントは、ジョージ・ワシントン大学のアムネスティ・インターナショナル学生理事会の一人、シャニ・シーさんとユリ・ヒグチさんによって企画された。
ワシントンD.C. ニュースチーム ダグラス・バートン提供